子どもが自信を持って取り組むことができれば、
今以上に成長するだろうとイメージできます。
ですから、親や先生たちは、
子どもが自信を持てるように色々考え、アプローチをするわけです。
さあ、皆さんはどんなアプローチをしているでしょうか。
「自分に自信を持ちなさい」
「自信をもってやりなさい」
と子どもに声をかけているかもしれません。
しかしそこで、
子どもが自信を持つことをたまたま忘れていて
「ありがとう!自信を持つことを忘れていた。これから自信を持って行動します」
とは、なかなかならないのです。
自信とは、「自分の未来や能力を信じること」
と定義すると、先のアプローチが通用しないことがわかります。
未来や能力を信じるためには、それなりの根拠が必要なのです。
自分と同じような人ができているのだから自分にもできるはずだ
と感じるのもその一つです。
しかし、他人にはできても、自分には無理
というケースも考えられます。
そこでお勧めしたいのが、
過去に「自分には無理、できないと思ったことで、頑張ったらできた!」
と感じた経験を思い出してもらうのです。
「そうか。その時は無理と思っていたことでも自分の力で解決できた(達成できた)!
そうか、自分は、頑張ればできるんだ!」
と自分の能力を信じ、自分の未来にも自信がついてくるのです。
ヤンキースのイチローは、小6の時の作文の中で、
「小3から毎年365日中360日野球の練習をしてきたから自信がある」
と書いています。
イチローがこの練習に耐えた力も見事ですが、
コーチや保護者がイチローを励ましながらも、
厳しい負荷をかける環境を用意していたことが想像できます。
将来に渡って、子どもに自信を持って取り組ませるためには、
その前に、「負荷をかける」環境を創っておくことが大切なのです。
子どもの心と体に「負荷」、かけていますか?
メールマガジン【子どものやる気を引き出す!親のアプローチ】より
作者:井上郁夫(心理カウンセラー・学習スタジオクロスロード講師)
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