2014年5月20日火曜日

★能天気な親を演じる★ @仲町台の個別指導

こんにちは。学習スタジオクロスロードです。


中学生の子どもに・・・

母:「今日、学校でどうだった・・・?」


子:「ふつう」

母:「『ふつう』って何よ。そんな答え方ないでしょ」

子:「・・・。」

母:「何があったか聞いているのよ」

子:「だから『普通』って言ってるじゃん」

母:「・・・。(小学生のころは、いろいろ話してくれたのに・・・)」




中学生に進級した喜びもつかの間、最近、「生意気になってきた」、
「口数も少なくなってきた」と感じると、「誰か悪い友達とつきあって
いるのかしら?」「誰かにいじめられているのかしら?」と不安になる
お母さんも少なくないのではないでしょうか。

確かに、希に問題を抱えているケースもあるかもしれませんが、
ほとんどの場合、本格的な思春期を迎えているものです。



小学生までは、親の保護を受けて、安心・安全に生きるために、親の
価値観に沿って生きる必要がありました。親の価値観に沿うとは、
「親の言うとおりに行動する」ということです。



ところが中学生にもなれば、電車やバスにも自由に乗れ、お店などにも
子ども同士で入ることもできます。親と共にいる時間が大きく減少し、
友人と過ごす時間が増え、今まで当たり前だと思っていたことが、
友人たちと過ごすことで当たり前とは限らないという経験をする中で、
今まであんなに寄り添っていた保護者に疑問を持ち始めるのです。



生まれてからズーッと慣れ親しんでいた親の価値観を疑問視するように
なってくるわけです。



親は本当に自分の見方なのか。
それとも自分の行く手を阻む抵抗勢力なのか。



そんな疑問を胸に、親と気楽に話ができるわけがないのです。
ですから、小学生のころのように子どもが話してくれないと悩む必要も、
今までの子育てを悔やむ必要はないのです。



では、どうしたらいいかと言えば、口数より“目数”を増やすことです。
子どもをよくよく観察して、何か変化があれば、「貴方の様子を見て
いると、○○なので△△よ」とか、「何か困ったことがあったら、
相談してね」と親の心の窓が開いていることを伝える言葉がけをすると
よいでしょう。


最後に、もう一度学校の様子を聞いてみましょう



母「今日、学校でどうだった・・・?」


子「ふつう」


母「今日も、不幸なく無事に過ごせたわけね。
  それは、安心!安心!何か困ったことがあったら相談してね」


子「・・・。(呑気な親だな~)」



少し能天気な態度で子どもと接してみてください。意外に、小学生の時
とは違う子育ての楽しさが感じられるかもしれません。






メールマガジン【子どものやる気を引き出す!親のアプローチ】より

作者:井上郁夫(心理カウンセラー・学習スタジオクロスロード講師)


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