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2014年12月2日火曜日

☆ 子どもの状況に即した対応を ☆ @仲町台の個別指導


中学生に向って

母:「なんで、宿題をやらないの!?宿題をやらないのはダメよ!」


子:「わかっているよ。うるさいな」


母:「何がわかっているの!?いつも宿題やっていないじゃない!」



こんな親の発言はほとんど意味がありません。
小学校の高学年や中学生であれば、宿題をやらなければいけないことは、

誰でもわかっていることだからです。わかっているのに、言われれば、

子どもに「うるさい!」と言われて一蹴されるのは明らかです。



次に、こんなアプローチはいかがでしょうか
母:「宿題は、テレビやゲームをやる前に片づけちゃうのよ。    そうすれば、あとでゆっくり遊べるじゃない。    この間みたいに夜遅くになって慌ててやらなくて済むじゃない」


子:「うん」



このような発言は、宿題をやらなければいけないと思いながら、

遊びに夢中になり、結局時間が無くなって、

宿題ができないという場合には、適切です。



しかし、小学校の高学年や中学生になれば、

こんなことを知っている子どもが多いはずです。

知っている子には、効果のないアドバイスだと言えます。

「わかっているよ!」で終わってしまうかもしれません。




さあ、宿題をやらなきゃいけないこともわかっていて、

およそ宿題のやり方もわかっているのに、

それでも、まだ宿題をやらない小学校の高学年や中学生は何なんでしょう。




そうです。意図的にやっていない可能性があります。



例えば、宿題に一生懸命取り組んだとします。

ところが、ほとんどできません。


このまま、学校に行けば、自分だけできないことが先生や友達に評価され、

自分に『頭が悪い』というレッテルが貼られる可能性が高いと感じます。
そんなこと、どうにも我慢がならない」と感じているとすれば、

訪れる可能性の高い不愉快な状況を避けたいと思うのは人情です。




そこで、端からやらないか、やったとしても、「忘れた」という事実に置き換えて、

忘れたことの仕打ち(先生から叱られる)を甘んじて受けようとするのです。





叱られることは、気持ちの良いものではないのですが、

このように考える子どもにとって、「頭が悪い」という
レッテルを貼られるよりは、遥かに気が楽なのです。



こんな状態の子どもには、前の「宿題をやらなければいけない」ことや、
「宿題のやり方」をアドバイスしたところで意味がないのです。




こんな場合は、「できる。できない。」の結果の前に、

まず、宿題をやろうとする姿勢を承認することです。


「宿題という自分の問題にきちんと向き合う姿勢が嬉しい!」


「できても、できなくても、宿題をやろうとするあなた態度を誇りに思うわ!」

というメッセージを伝えることです。


更に、学校の先生に質問することを勧めるといいでしょう。

この場合は、大抵の子どもは尻込みをします。
「質問する生徒に先生は喜んで教えてくれるものよ」と質問を促すことと、 「わからないことは、わかる人に聞く」という解決方法を実践することが、 どれほど立派なことであることかをIメッセージで伝えましょう。



また、可能なら、お母さん、お父さんがわからないところを教えて
あげると提案するのもよいでしょう。




ただし、ここでは教えるというよりは、

少しでもできるようになりたいという気持を承認し、

少しでも自信をつけることに注力します。



「できるようにさせよう!」、「全部説明しよう!」としないことです。

大抵、親が夢中になりすぎて、逆効果になりがちですから。



「なかなか、うちの子は言うことを聞かない」、「言っても、なかなか勉強しない」

という悩みをお聞きしますが、子どもの状態に合わせた対応をすることで、

かなり悩みは解消するはずです。


まずは、子どもが、どんな目的でやっているのか、やらないのか考えてみて下さい。




メールマガジン【子どものやる気を引き出す!親のアプローチ】より
作者:井上郁夫(心理カウンセラー・学習スタジオクロスロード講師)
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2014年11月11日火曜日

☆ 「勉強しなさい!」の効果 ☆ @仲町台の個別指導


親:「勉強しなさい」


子:「だって、分からないんだもん」


親:「どれどれ、これはね・・・」



説明が終わったところで



親:「どう?わかった?」


子:「うん!わかった!」



親:「こうやってやれば、できるのよ頑張ってね!」


子:「うん」



このようなほのぼのとした会話は、

小学生の特に低学年の内に交わされる会話でしょうか。

ところが、小学生も高学年になったり、中学生になると・・・


親:「勉強しなさい!」


子:「わかっているよ!」


親:「何がわかっているのよ!全然わかってないじゃない!」


子:「うるさいな!親はいいよな~。子どもに『勉強しろ!勉強しろ!』


   言ってればいいんだから」



親:「何言ってんの!勉強はあなたの問題でしょ!親心で言っているのよ!」


子:「何が親心だ!まったく、うるさいんだから」

こんな会話が想像できます。


実は、ある調査によると、「親が子どもに勉強しなさい」という頻度は、

小学生の低学年から中学生までほとんど変わらないようなのです。



しかし、低学年では、親が勉強の手伝いをしているものの、
高学年になると親の支援は極端に減ってきます。



つまり、高学年の子どもには
「勉強しろ」と言っているだけという傾向があるようです。



ところが、「勉強しろ」と言われ続けた子どもと、

あまり言われなかった子どもの勉強時間をくらべても

ほとんど変わらないのだそうです。


親子関係を崩しながら効果の上がらないことをしているようです。


さらに、子どもに勉強する理由を聞いたところ、

「将来就きたい仕事に必要だから」という理由が高学年になるほどに顕著に現れるのです。

そこで、高学年の子どもたちには、「勉強しろ」という機会を減らして、

将来のことを意識させる会話の機会が有効であることが想像できます。


親:「あなたは、将来どんな仕事をしたいの?」

子:「よくわからないけど、プロ野球選手がいいな」



親:「いいわね。どうやったらプロ野球選手になれるのかな?」

子:「大学までズーッと野球をやって、ドラフトで選ばれたらいいな」



親:「大学まで行かなきゃいけないんだ」

子:「高卒でもなれるかもしれないけど、僕は大学までじっくりやってからプロになりたいな」



親:「それじゃあ。しっかり勉強しないといけないわね」

子:「うん」


親にとって、夢物語と思っても子どもの話を一旦受け入れてみて下さい。
そうすれば、子どもなりの勉強の意味を発見できるはずです。




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2014年11月4日火曜日

☆ きょうだい間の競合を避けるアプローチ ☆ @仲町台の個別指導


きょうだい(男女の区別なし)の場合。

特に3歳程度以内のきょうだい間であれば、

なおのこと、小さいころから競争がおきるものです。

親の目から見ると、きょうだい喧嘩という形で見えます。



そして、ほとんどの場合、きょうだいの争いの原因は、親の関心の争奪戦です。


小さい頃の子どもの関心は、身近にいる親の関心を

どれだけ引き寄せるかということです。

子どもにとって、親は自分の安全や幸せを保障する存在です。

ですから、子どもは果敢に親の関心を得ようとするのです。



そんな子どもたちにとって障害は、親にとって

仲良くあってほしきょうだいの存在なのです。


年齢の近いきょうだいは、互いに親の関心を引こうと(優位に立とうと)、

喧嘩を仕掛けるのです。


喧嘩に勝つことで親の関心を得る権利を獲得したり、

逆に負けることで親の同情を買うという形で関心を集めるなど、

様々な戦略があります(この戦略は子ども自身も無意識の中で行われていて

気づいていないことが一般的です)。


大抵の場合、上の子が親の関心を引くために使う戦略に対して、

下の子は経験不足で太刀打ちできないことを悟り、

上の子の弱みを自分の強みとして強化するという戦略にでます。

つまり、上の子とは違った方法で親の関心を得ることになります。



やがて、この行動スタイルは、一般化され、他人に対しても使うようになるのです。

きょうだいなのに性格が違うとよく言われるのは、

このようなプロセスによるものです。


例えば、上の子は、わが道を行くタイプで、人に媚びるようなところがなく、

下の子は、親分気質で人の世話を焼くタイプだったとします。



上の子は、先に生まれているだけで、特別なことをしなくても

自然と親の関心を得られる機会に恵まれていたので、

そのような態度を学んで身につけた可能性があります。



一方、下の子は、親に何かはたらきかけないと親からの注目が得られなかったと感じて、

他人に対して積極的なはたらきかけをすることを学んだのかもしれません。


この場合、下の子が、相手に配慮して、バランスの良いはたらきかけが

できている時は最高に良い子かもしれませんが、相手への配慮を忘れて

「積極的なはたらきかけをしなくては大変なことになる」と感じるようになると、

おせっかいというマイナスの行動になることもあります。


大切なことは、できるだけ、きょうだいを比較することを避け、

日頃から、それぞれの良い点にさりげなく関心を示すことです。


さらに、前述の例で、下の子の行動がおせっかいというように

バランスを欠いた行動だと感じるようになったら、

何かをしたから褒めたり承認したりするのではなく、

きょうだいそれぞれの存在自体を承認することなのです。


子どもそれぞれに、「あなたが、私の子どもで良かった」、

「あなたの存在が、私の幸せ」というメッセージを送ることです。

存在そのものが認められれば、きょうだいそれぞれ安心して外に向かって

行動できる勇気を得られるのです。



大切なことは、きょうだいを一つのくくりで見ないことです。

きょうだいであっても、異なる人格を持つ存在なのですから。


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2014年10月28日火曜日

☆ 子どもの意識を「未来」に向ける ☆ @仲町台の個別指導


母:「勉強しなさい!」

子:「そんなに、『勉強、勉強』と言ったって、僕だって忙しいんだから・・・」

母:「何が忙しいのよ。部活をやって、帰って来れば、ゲームばかり
   やって、時間がないわけないでしょ」

子:「僕だって色々忙しいんだから、少しぐらいゲームしたっていいじゃないか!」
母:「少しぐらいじゃないわよ。ゲームやるくらい勉強すれば、
      お母さんだって何も言わないわ」


子:「わかったよ!本当にうるさいな!やればいいんだろうやれば・・」


「そんな時間がない」、「ぼくには難しい」、「私だって大変なんだよ」

とは、よく子どもが発する言葉です。


親からすれば、言い訳と聞こえる言葉ですが、それ以外に、

子どもにとっては本当にそう信じていることもあります。

言い訳にしろ、そう信じているにしろ、子どもの視点に課題があるのです。


子どもを含めて私たちの意識は、過去や現在、

そして未来を行き来することができます。


ところが、人それぞれに意識の癖があり、自動的に

どこかの時間に偏って意識を向ける傾向があるのです。


そして、「時間がない」、「難しい」、「大変だ」という言葉の源は、

現在に意識を向けていることなのです。

今、現在の状況を鑑みて、これらの言葉が自然に発せられるのです。


では、「いつやるのか?」、「いつできるのか?」と問われれば、

「それは、いつか」、「暇になったら」となるのですが、

こんな思考をしていたのでは、いつまで経っても自律出来ません。


そこで、「As if~?」
(「もし、~したら?」「もし、~できたとしたら?」)

をお勧めします。


前述の子どもの言い訳に対して、
「もし、時間があって、それができたとしたら、どんな結果が待っている?」 「もし、難しさを克服して取り組んだら、どんな結果が待っている?」 「もし、大変さを克服して取り組んだとしたら、どんな結果が待っている?」

と訊ねるのです。回答を急かさず、ゆったりとした姿勢で聴くことに心掛けて下さい。


すぐに親の期待する回答が、返っては来ないかもしれません。

しかし、このような質問が子どもの意識を「未来」に向けます。

この未来が子ども自身の望むものであれば、

今、現在の行動を変える意味が出てくるのです。



行動の意味は、モチベーションの源です。


親が常にこのような問いかけを心掛けていれば、

子どもの意識は常に「未来」に向き、やる気につながるのです。
自律させたいのなら、過去や現在の意識を「未来」に変えることです。

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2014年10月21日火曜日

☆ 子どもの前では聞き好きに ☆ @仲町台の個別指導


話好きと言うと、明るい人で、楽しい人で・・・良い印象を持つ方も
多いと思うのですが、困った話好きさんもいらっしゃいます。


・とにかくよくしゃべる。

・話題は、話す人の興味のある話。

・「〇〇は、おかしい!」、「△△なのは、間違っている」と、自分の意見や主張を言い張る

・自慢話

・人の話を聞かない。あるいは、他人が話し出すと、話を取って自分の話にすり替えてしまう。



コミュニケーションは、本来当事者同士が楽しくなるはずなのですが、
こんな話好きさんの話を聞かされるのはつまらないものです。



大人の人間関係なら、自業自得と言う結果が待っていますが、
もし親が話し手、子どもが聞き手となり、子どもが親とのコミュニケーションを

避けるようになったら、親子の円滑な関係は崩れてしまいます。



子:「お母さん今日ね、太郎が転んだんだよ。」


親:「他人が転んだなんてどうでもいいでしょう!それより、お母さんこの前ね・・・」


子:「(また、自分の話か!?)・・・」


折角、子どもが何か伝えたかったのに、お母さんには何の関心も得られず、

話をそれ以上聞いてもらえませんでした。


結局、お母さんの自慢話を聞く羽目に・・・。


こんなことが続けば、どうせ聞いてもらえないと、お母さんに話すことはなくなるでしょう。

子:「お母さん今日ね。太郎が転んだんだよ」
親:「それで、どうしたの?」
子:「それがね。転び方が面白かったんだ。転びかけた時に、転ばないように、
      おっとと!と何回か跳ねた後に、結局転んじゃってさ。もう大笑い」
親:「転ばないように、跳ねている姿が面白かったのね」

子:「そう。耐えられそうだと思っていたら、結局倒れちゃったからね」

親:「それで、太郎くんは怪我しなかったの?」


子:「イテー!って、言っていたけど、大丈夫だった」


親:「それは良かった。あなたの話によく太郎くんが出て来るけど、
      太郎くんて、おもしろい子ね」


子:「ほんと、面白いやつなんだ」


母:「いい友達がいていいわね」


子:「うん」

いかがでしょうか?最初の一言は、大した話ではなさそうでしたが、

子どもの関心に関心を寄せて話を聞くと、いろいろな様子がわかります。

結局、自分の素敵な友達についてお母さんに伝えたかったのかもしれませんね。



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2014年9月30日火曜日

☆ 過去と他人は変えられない。変えられるのは、未来と自分だけ。 ☆ @仲町台の個別指導




私たちは、他者に対して、自分の価値観を尊重してもらい、
自分の思う通りに行動してもらいたいと少なからず思うものです。

他人に対しても淡いこんな期待を持ちがちなのですから、
わが子であれば、なおのこと自分の思い通りに行動して
もらいたいと強く願うのも無理はありません。












しかし、「覆水盆に返らず」という諺が言うように
過去が変えられないのと同様に、他人を自分の
思い通りに変えることはできないのです。











これが可能なのは、昔の暴君と家来の関係だけです。



もし、親が子どもに自分の思う通りに動かそうとするなら、
その親子関係は、暴君と家来の関係に他なりません。





わが子の暴君を目指す親は皆無でしょう。








それでは、放っておけばいいのでしょうか。
放任主義は、それはそれで問題です。








そうです。変えられるのは、過去ではなく、未来です。









過去がどんなに良くても悪くても、変えられるのはこれからで
あり、これからの親自身の子どもに対する姿勢と行動だけなのです。











たちは、 変えられないことに悩み、

      変えられることに比較的無頓着 なのです。














先日、私が関係する学習塾に中学三年生の生徒と保護者が
相談に見えました。

お子さんは勉強が苦手で、成績が伸びず藁をもつかむ
気持ちで相談に来てくださいました。












お子さんのこのようなご様子に、保護者の方は、
「自分の子育てが失敗だったのではないか」と
不安な気持ちを打ち明けてくださいました。













確かに今までの成績は悪かったかもしれません。


勉強にも積極的に取り組まなかったかもしれません。

しかし、色々な話の末に、お子さんは、
「これから頑張ります」とはっきりと意志表明してくれました。










さらに、「よろしくお願いします」と私に深々と頭を下げて言ってくれました。






そして、私は保護者に

こんなにしっかりとしたお子さんであるのに

 子育ての失敗のわけがないじゃないですか。

 勉強や成績面だけでお子さんを見れば、確かに

 お母さんの不安はわからなくもありませんが、

 成績が悪くても投げ出さずに、これから頑張ると、

 こんなにもしっかり意思表示ができるお子さんをみれば、

 子育ては、順調ですよ。お子さんの人生はこれからですよ」




と伝えました。











保護者の方は、私の話に理解を示して下さったばかりでなく、

あらためてわが子の良い部分、成長した部分を見直して

安心されたようでした。


きっとこの保護者は、今後お子さんを信じて、
応援し続けてくれると、私は信じています。











今までできなかった、子どもの良い点に目を向けるという態度も、

未来と自分を変えるということなのです。











ところで、これまでのこのメルマガでも、子どもの良い点を見ると

いうことは何度もお伝えしてきましたが、実践するとなると、

なかなか難しいようです。


時には、第三者に意見を求めることも必要かもしれません。





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